こんにちは、ゆうめるんです。#1がないのは何故?と思った方がいると思います。今回の手組ホイールは二本目なのです。人生初の手組ホイールはこちらです。
こちらの記事はどうやって組んだか、苦労した話も忘れてしまったので写真にて供養します。。。
手組ホイールを組みたい!
ある日突然手組したい!という欲求に掻き立てられて、コツコツとパーツ集めをする事に。履かせる自転車もなければ、必要ありません。が、作りたいものはしょうがない。男の子だもの!!
今までの自転車はすべてフレームから色や形をイメージしてそれにあるホイールをチョイスしていったのですが、今回は違います。ホイール側を主役にする事でよりフレームの良さが際立つのではないかという事でいつもの車でイメージを構築することに。
鍛造ホイールのブロンズカラーが良すぎる
車のカスタムカーでブロンズが似合う車というのはとてつもなく好きで、今回の手組ホイールもブロンズカラーで組んでみる事にしました。
唯一のローズゴールドのスポーク Pillar
ここ数年前まで、ゴールドスポークやカラースポークというものはありましたが、ブロンズ色・ローズゴールド色のスポークというのは無かったんですね。しかしPillar社が導入したお陰で、自分好みのスポークと出会うことが出来ました。
これですよこれ。これだけで酒が進む(下戸
今回スポークカットやスポークに合うニップルを用意していただいたショップはこちら”エクセバイシクル”さんです。千葉県千葉市稲毛区にある、ショップさんです。修理は勿論の事、手組ホイールを売りにしているお店さんでスポークカッターまで用意してあるんです。最高の仕上がりで本当に満足しています。ありがとうございます!
組み方は6本組イタリアン
久々の手組という事もあって、あまり凝った構造にしてしまうと失敗するのでJIS組を覚えて応用の効く6本組イタリアンにする事に。最新の完組ホイールでは専用設計を活かして、反フリー側はラジアル組にしたりスポーク本数を半分にしたりと工夫されています。ハブやリム・スポークの性能のバランス考えずに組んでしまうと最悪壊れて死にますからね。
うわああああ!かっこよすぎるぅ!!!これがやりたかったんですよ!ラジアル組みの方が軽量に組めますし、リムブレーキであれば極端な力も掛かりませんのでラジアル組でもよかったんですが光の当たる角度でキラキラさせられるタンジェント組の方で正解でした。テンション調整もしやすいですしね。
こちら前輪の全体像です。非常に美しい。ハブが高級なものではないので、決して軽量とは言えないですがメンテナンス性最強のシマノ製ですから目を瞑りましょう。
玄人の方は真上にバルブホールとハブのロゴを合わせるのですが私は少しだけずれてしまいました。上からのぞけば一応見えます。
後輪はオフセットリムを使用して・・・
さぁ、後輪もちゃちゃっと組んじゃいますかと20分ほどで仮組までいったところで気付いてしまったのです。
やっちまった。オフセットリムをわざわざ用意したのに逆にオフセットさせてしまい、左右のテンション差がとんでもないことになってしまいました。やり直しです。
間違いを訂正している間に、スポークのネジ山でリムを傷付けてしまい泣きながら作業しました。何とか1時間半程で前後を仕上げる事が出来ました。組み方だったり、コツなんてものはこのブログに求めないでください。文章力が鍛え上げられたら更新するかもしれません。
車体に付けてみる
作ったからにはいろんな自転車に履かせてみようという事で自分の所有している自転車たちに履かせてみる事に。
リアクト400には派手過ぎるし、スポークの本数のせいでエアロ感を台無しにしている気がします。
リムハイトが高すぎるし白のバーテープ、シルバーのシートポストと相性がいまいちですね。
今の所3台中一番まともに見えますね。ただ完組の方がまだカッコイイものになると思えるほどしっくり感はありません。リムハイトかな?55mmなんていつ使うんだ。キッズの心で組んでしまったので使いどころがわからない。
結局もやもやしながらどんなフレームに合うんだろうかと”カーボンホイールおじさん”(カーボンホイールばかり集めている友人)と相談して一日を終えてしまいました。
とんでもないシンクロ率をみせたオカン号
次の日にオカンにあげたクロスバイクを見たときにひょっとしてピストバイクみたいになっていいんじゃないかと付けてみたんですね。すると・・・
MECCHA EEYAN
かっこよすぎ。とんでもないストリートオカン号が出来上がってしまいました。ただ、カーボンホイールですしリムハイトで扱いが難しいので常用することは難しいそう。という事で”カーボンホイールおじさん”に現状を説明し、「うちのバイクにつけてみる?」とありがたい言葉を頂いたので早速向かうことに。
クラシックと相性がいいことに気付く
センチュリオン。良いじゃないですか。カーボンホイールおじさん曰く、「バーテープとサドルの色も影響がありそう」とのこと。確かにそうだ。ローズゴールド単体だと他のロードバイクだと色が散らかる見た目でカッコよく見えませんでしたが、このブラウン系のパーツとの相性が非常に良く合っていますね。
魚系のおつまみみたいにどんどん旨味が増してくる見た目。良いですね。これはいい。ただ、このセンチュリオンは元のホイールはCCUなのであれを超える事は出来ませんでした。正に格が違う。
気づきの多い手組体験
さてさて、ホイールはひとまずカーボンホイールおじさんに預けてレビューをしてもらうことにしました。今までは既製品を組み合わせてカッコイイ自転車を組み楽しんでいましたが、手組が出来るようになると幅の広がり方がとんでもなく広がりました。徹底的にデザインを追い込める。
拘る所、拘らない所を選べて結果的に安く仕上がる
今回拘りたかったのは圧倒的見た目。性能は二の次で、迫力のあるカーボンディープリムとローズゴールド・ブロンズ色のスポークが使えれば何でもよかったので自分の中では満足です。
前車輪 | 名称 | 重量 | 値段 |
リム | 不詳カーボンリム | – | 18,856円 |
ハブ | HB-RS400 28h | – | 3,766円 |
スポーク | Pillar PSR 14 | – | 9,240円 |
ニップル | チタンカラー不明 | – | 1,680円 |
総重量・値段 | 約860g | 33,542円 |
後車輪 | 名称 | 重量 | 値段 |
リム | 不詳非対称リム | – | 18,856円 |
ハブ | FH-RS400 | – | 5,839円 |
スポーク | Pillar PSR 14 | – | 9,240円 |
ニップル | チタンカラー不明 | – | 1,680円 |
総重量・値段 | 約1,080g | 35,615円 |
今回のホイールは約6万円ほどで組む事が出来ました。全部定価で組んだとしても7万円は切る事が出来る。これを完組で組もうとするとカーボンディープリムだけで取り敢えず20万円コース。カーボンホイール黎明期ぼフルクラム レーシングクアトロカーボンでも実売15万円位していましたから。
とは言いつつ今回の構成だと重量が重いのも事実。軽くするためにはデザインを犠牲にしてハブや組み方、リムハイトからチューブラー等の形状選択を限定していかなければなりません。リアクト400に付いていた鉄下駄が前後重量約2.2kgのホイールから300g弱しか軽量化が出来ておりません(リムハイトとリム重量は遥かに良くはなっていますが)
君はどう組むか。
この記事をみて、自分もやってみたいという人はいないと思いますが(エンタメ記事なので)自分でも組んでみた、組んでみたい、やってほしい構成等があれば是非コメントお待ちしております。ばいばい!!
ps.Pillarのローズゴールド最高だぞ!!!!!
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